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【院長コラム】“ただの風邪”って本当?風邪のしくみを解説

風邪①

こんにちは。インフルエンザが流行っていますね。

インフルエンザでなくてただの風邪ですっていう方も多いのではないでしょうか。

でもみなさんよくかかる「風邪(かぜ)」ってそもそもなんなのでしょうか。

「風邪(かぜ」」とは急性上気道炎の別名です。

急性上気道炎とは何なのでしょう。

まず上気道とはなんなのでしょう。

気道とは空気の通り道のことです。口、鼻から咽頭、喉頭までを上気道、そこからさきの気管支、肺までを下気道と言います。

この上気道の粘膜に炎症が起こることを上気道炎といいます。

同じように下気道すなわち気管や肺に炎症が起こることを下気道炎といいます。

なので肺炎や気管支炎は下気道炎になりますね。

ではなぜ上気道の粘膜に炎症が起こるのでしょう。

原因としてはウイルス感染、細菌感染が代表的ですが、その他に黄砂、PM2.5、急激な温度変化、乾燥なども原因となります。

このうち一般的に風邪といわれるものはウイルス感染によるものを指します。

そして上気道のどの部位に炎症が起こるかによって症状も異なってきます。

 

①急性鼻炎

鼻の粘膜にウイルスが感染して、粘膜に炎症が起こり、くしゃみ、鼻水(はじめ透明で次第にドロッとして色がついたりします)、鼻つまりなどの症状がおきます。

風邪の場合はウイルス感染が原因で起きますが、花粉症などはアレルギー反応が原因での粘膜に炎症がおこります。

 

②急性咽頭炎

喉の粘膜にウイルスが感染して粘膜に炎症が起こって、喉の痛みや違和感、痰、咳などの症状が起きます。

風邪をひいて喉が痛くなりますよね。その時は喉の粘膜にウイルスが感染して炎症が起きているのですね。

 

③急性喉頭炎

喉頭の粘膜にウイルスが感染して、粘膜に炎症が起きます。

喉頭とは聞きなれないかもしれませんが、声をだす声帯がある部分です。

奥の方なので口をあーんとあけて見える部分ではありません。

症状としては声がかすれる、声が出しにくい、痛み、咳などです。

 

今あげた3つの部分の炎症が同時に起こることもあれば、どれか1つや2つの場合もあります。

みなさん風邪をひくと鼻水が出て、喉が痛くて場合によっては声がかすれてしまったりしますよね。その時にはウイルス感染によって鼻や咽頭や喉頭の粘膜に炎症がおこっているのですね。

 

風邪の場合は多くの場合(80~90%)は炎症はウイルス感染が原因となりますが、細菌が原因となることがあります。

ウイルスと細菌ってなにがちがうの?って思いますね。

次回はその違いや細菌感染についてお話しをしたいと思います。