【院長コラム】ワクチンは怖い?副反応の本当の話
ワクチン③
こんにちは。今回はワクチンの副作用についてです。
皆さん今まで人生で一度はなんらかの薬は飲んだことがあると思います。
すべての薬には期待される作用以外に、大なり小なり必ずなんらかの副作用があります。
同じようにワクチンにも副反応があります。
それがワクチンの接種をためらう要因になることもあるでしょう。
ではワクチンにはどのような副作用があるのでしょう。
例えば下は今年のインフルエンザワクチンの添付文書です。
副作用として以下のように書かれています。
![]()


どうでしょう。なにやらおどろおどろしいことがたくさん書かれていますね。
はじめにこれをみると打ちたくなくなりますよね。
実はみなさん普通に接種しているインフルエンザワクチンにもこのような副作用があると記載があります。
一方、厚生労働省のホームページには以下のように記載があります。
季節性インフルエンザワクチンの副反応には
【比較的頻度が高い副反応としては、接種した部位(局所)の発赤(赤み)・腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)などがあげられます。また、全身性の反応としては、発熱、頭痛、悪寒(寒気)、倦怠感(だるさ)などが見られます。さらに、まれに、ワクチンに対するアレルギー反応(発疹、じんましん、発赤(赤み)、掻痒感(かゆみ))が見られることがあります。接種局所の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)は、接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。全身性の反応は、接種を受けられた方の5~10%にみられ、通常2~3日で消失します。その他に、非常に重い副反応※の報告がまれにありますが、ワクチン接種との因果関係は必ずしも明らかではありません。
※ギランバレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、紫斑など】
ギランバレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎等の重症の副反応とワクチン接種との因果関係は明らかではないとあります。
ワクチンの添付文書上には因果関係は定かではないが起こりうる可能性のあるものはすべて記載してある形です。
ちなみに重い副反応でよく知られるアナフィラキシーは新型コロナウイルスのmRNAワクチンの場合は100万接種当たり2-4件程度と極めてまれな確率です。
次いで下にあるのはみなさん痛み止めとしておなじみのロキソニンの薬剤添付文書にある副作用の部分です。
ロキソニン®の副作用 ロキソニンの添付文書


どうでしょう。こちらもなにやら恐ろしげな病名が並んでいますね。みなさんがよく内服することがあるロキソニンの副作用です。
上の添付文書は2つともインターネット上でだれでも見ることができます。
これを見るとロキソニンをのみたくなくなりますね。
しかしみなさん、痛いときロキソニンを飲んだりしていますよね。それで別に問題ないと思います。
別に怖がらせるためにのせたのではなく、何が言いたいのかというと、すべての薬や予防接種には必ず副作用があるが、多くのものは一過性で重大なものも極めてまれな確率であったり、因果関係は不明であったりします。よって過度にそれをこわがる必要はなく、副作用があることを理解したうえで、薬を内服したりワクチンを接種して得られる利益と痛みなどにより自分が被るダメージや実際に感染症にかかってしまったりして被るリスクを比較して判断することが大切だということですね。

インフルエンザも再度流行してきました。
感染対策に気を付けて、運動やバランスの良い食事を食べて免疫力をアップしてこの冬を乗り切りましょう。
