頭痛
頭痛でお悩みの方へ
当院では脳神経外科専門医による頭痛の診療をしています。
頭痛は大きく分けて2種類あります。
①1次性頭痛
代表的なものに片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があります。
「善玉頭痛」ともいい、成人の4人に1人、頭痛全体では3000万人もの方がこのタイプの頭痛でこのうち病院で治療を受けている方は数パーセントともいわれています。
片頭痛
よく片頭痛持ちですと言われる方のうち、本当の片頭痛の方は実は少ないかもしれません。
女性に多い頭痛で特に30-40歳代の方に多い特徴があります。片頭痛の特徴として頭痛発作が繰り返し起こることです。
なんとなくいつもと違って気分がわるいなど発作の予兆があったり、また人によっては視野がキラキラ光ったりする人もいます。
頭痛がはじまると吐き気を伴ったり、周囲の音や光に過敏になったりします。
この頭痛は日常生活の動作で悪化することが特徴で、日常生活や社会生活は大きく制限されてしまいます。
発作は数時間から数日続きます。
一般的な鎮痛薬は効きにくく、トリプタンなどの片頭痛用の鎮痛薬を使用します。
また点鼻薬や注射薬(自己注射も可能)もあります。
このように起こると非常につらい片頭痛なので予防として抗てんかん薬、抗うつ薬、降圧薬などの内服も併用することもあります。また最近は新たに2021年より抗体治療という注射薬も選択して登場しています。
緊張型頭痛
頭の両側が締め付けられるように痛くなり、肩こりを伴うことが多いです。
片頭痛と異なり吐き気はあっても軽度で、また頭を動かしたり日常生活動作で頭痛が増強しません。
ストレスや長時間の同じ姿勢が原因となったりします。
治療は、首や肩周辺のストレッチと、鎮痛薬や抗不安薬(筋弛緩作用もある)や筋肉の緊張を弛緩させる薬を使用します。
群発頭痛
こちらは女性に多い片頭痛と異なり若年から中年の男性によく発生します。
夜中に多く発生し、片眼の奥にえぐられるような激痛が起こり、痛みのある側に鼻水や涙を伴うこともあります。
また、痛みは非常に強くいてもたってもいられない状態になります。頭痛は連日起こり、その期間を群発期と呼びます。
治療は、発作の最中であれば100%酸素吸入やスマトリプタンの皮下注射を行います。
自己注射も可能です。
つらい発作の予防に、カルシウム拮抗薬などが使用されます。また、飲酒が引き金になるので、群発期には禁酒する必要があります。
②2次性頭痛
なんらかの頭痛を引き起こす原因があり起こる頭痛です。
入院が必要になったり、命にかかわる場合もある頭痛の場合もあり、「悪玉頭痛」といえます。さまざまな原因がありますが代表的なものにくも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎などがあります。
2次性頭痛の疑う基準としては以下のようなものがあります。
・突然の頭痛
・今までに経験したことがない頭痛
・いつもと様子が違う頭痛
・頻度と程度が増してくる頭痛
・50歳以降に初発の頭痛
・意識障害や麻痺などの症状を伴う頭痛
・発熱や項部硬直を伴う頭痛
『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』 慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会
まず生命に危険があるおそれのある2次性頭痛でないことを確認する必要がある場合、CTスキャンなどの画像検査が必要となります。その場合当院では設備がないため他院を紹介したり、他施設で画像のみ撮影してもらう場合もあります。
頭痛に困っている方、市販の頭痛薬が効かない方など、頭痛に関して不安があればいつでも気軽にご相談ください。